海外子育て日本語教育ハーフのバイリンガル教育日本語能力試験で証明

言語教育

私の子供の日本語力

  1. 日本で彼らの日本語が通じるか
  2. 読み書きレベル
  3. 日本語能力試験
  4. 私の感想

日本で彼らの日本語が通じるか

この夏6年ぶりにしたの子2人(当時16歳と20歳)を連れて日本に帰った
6年前にニューカレドニアからフランス本土に帰ってきて
現地の学業や習い事でバカンスも忙しくなり
おまけにコロナがあったので随分あいた

6年前に行った時も息子ユウがカレドニアで一番仲良しだった
現地の子を連れていき、1週間だけの滞在だった
日本語が話せない旦那もいた
だからたいして日本語を使っていない

今回は本人達も心配していたが
なんの事はない、家族ともなんの問題なく、それぞれが自由行動で
好きなところへ行って楽しめるくらい問題なかったようだ

むしろ大人になったので祖父母や従姉妹との複雑な会話もでき
街で知り合った同じ年代の人との会話も楽しみ
今まで以上に有意義な日本語を使える滞在だった

ユウは少し残念に思う分もあった
どこに行っても「日本語を上手に話せますね」と言われたのだ
本人にとってはそれが褒め言葉ではなかった
自然な日本語ではないというのだ
私はむしろ外見がそう思わせると思うんだが、、

私の子供達は日本語を話したい、上達したいという意欲は常にある
物怖じとか恥ずかしいとかもないので
日本に行けば、ここぞとばかりに人に話しかける
フランスでも日本人を見かけると話しかける

読み書きレベル

私の子供達は毎晩ね落ちる為に本を読む
布団に持って入る本は日本から持って帰ってきた漫画だ
これはひらがなが読めるようになった時から
ドラえもんから始まって、
今でもうちにある限られた漫画を何度も何度も繰り返して読んでいる
日本に帰ったら毎回スーツケースの1つや2つは漫画だけになる
うちにフランス語の日本の漫画は一切ない

長女エミャは小説も読む
今回日本に行けなかったので土産に頼まれた

書くことについては流石に厳しい
私でさえ筆記となるとなかなか漢字が出てこない
現状維持はできていないが、小学生高学年までは
三人ともそれなりに日本語を書いていた
特にエミャは高校3年で士農工商についてのレポートを
原稿用紙3枚にかけるレベルだ

今では何かの機会に、例えば私の誕生日に
漢字を調べて確認しながら書く事はできる
エミャはSNSを日本語で送っってくるし、
出かける時は一言日本語で書いたメモを残してくれたりする

日本語能力試験

フランス本土に帰ってきてすぐ申し込んだのが日本語能力試験
カレドニアでは実施しておらず、上二人が高校生になっていたので
日本語の学習もやめ、私は力が落ちていく前に受けさせたかった

結果、エミャN2 ユウN3 ササN4を合格している
(日本語能力試験はレベルの高い順にN1からN5まである)
その後、これまた学業とコロナで上を目指せていないが
本人達はそのうちレベルアップしたいと思っている

これは英語で言うTOEICやTOEFLEのように履歴書にかける
正直その後全く使えなくなっても一生履歴書に書ける

いずれ日本への留学、就職がしたいとなった時
このレベルが問われる
ここでも紙面上は書ける、あとははったりでなんとかなる

さらに私にとっても日本語を教えてきた証になる

現地校でも日本語を第二外国語で取れたが、
せっかく他の言語が習えるのに、
わざわざ日本語をまた学校で習う必要はないと考えた
だから日本語を学んだ事を証明できるのは日本語能力試験しかない

ちなみにN1ともなると私にはわからないビジネス用語が出てくる
日本語能力試験はおそらく日本で働く外国っ人のためにできているのだろう
フランスの日本語学科を修士まで行った人でも
N2に受かっていない人がほとんどだ

私の感想

子供達の日本語力は私の当初の期待を遥かに超えた

私は上二人をフランス領(現在フランス海外県)マヨット島で産み、
そこでは日本人は私一人で、当時インターネットも電話回線
日本に帰るのも2日がかりだった環境で
私自身早くフランス語に慣れたかったし
日本語を使う相手が一人もいなかった

当初、主人にとって子供の日本語についてに希望は
日本の私の家族とコミュニケーションがとれることという事だった
私は正直ひらがなができたらいいな、くらいだった

私は子供に頑張って日本語で話しかけたりしていない
たまに怒る時や、日本帰りの時、日本人の友達がいる時
子供に対して日本語を話しかけるくらいで、
たいして話す努力はしなかった

むしろ子供の意欲が私に教える努力をさせたように思う

もちろん子供と向き合って、日々日本語を話す努力をしているママさんは尊敬する
しかし現在お子さんに日本語を話してあげれないママさんに言いたい
ストレスや自己嫌悪にならないで良い
自分の異国での生活がうまくいくことを優先して良いと思う
本人の意思が芽生えた時、日本語はいつでも上達できる

 

 

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